パピヨンは、小型犬の中では性格の面からも飼いやすい種類に属します。
従順で穏やかな性格なので、知らない人や犬とも仲良くやっていけます。
赤ちゃんがいる家庭でも、赤ちゃんを追いかけたり怖がらせたりしないので
安心して飼うことができるでしょう。
遊び好きなので、飼い主がパピヨンのために
遊びの時間を毎日1時間ほど避けるといいでしょう。
このような好奇心旺盛で利発な犬は、
頭を使ったゲームなどを飼い主が考えてあげると喜びます。
日常の運動させる際にも、遊びの要素を取り入れてあげる方が
精神的にもよい影響をもたらすでしょう。
また、パピヨンは頭がよいというのも特徴の1つです。
頭がよいということは、しつけをしなくても
よい子でいられるというわけではありません。
むしろ、頭がよいからこそしつけをしないと
わがままな子になってしまうのです。
とくに子犬のころは、かわいいこともあって
なかなかしつけに踏み切ることができない、という声をよく聞きます。
しかし子犬だからこそ教えて効果を出すことができるのです。
小さいころから家のルールを決め、従わせることでよい伴侶犬となります。
教えたことはすぐに理解することができるため、
しつけがしやすいということもこの犬の優れたところの1つだと言えます。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
パピヨンは、もとはスペインで飼われていた
ドワーフ・スパニエルが祖先犬だと言われています。
15世紀以降は、絹糸のような被毛が長く、つややかで美しいことから
貴族の貴婦人たちに愛され、貴族の間にたくさんのファンを増やしました。
マリーアントワネットもパピヨンを飼っていたと言われ、
パピヨンの魅力のとりこになった一人だったようです。
しっぽはくるっとリスのように巻いていることから、
スクウィール・スパニエル(リス犬)と呼ばれていたこともありました。
もともとの耳は垂れ耳だったのですが、
19世紀末ごろにスピッツやチワワと
交配させてできたパピヨンは立ち耳だったため、
その印象的な耳がより一層人気を高めることになりました。
立ち耳の個体はフランス語でちょうちょを表す「パピヨン」と呼ばれますが、
垂れ耳の個体はファレン(フランス語で蛾の意味)と呼ばれます。
この呼び方は国によって異なり、アメリカではこのように呼ばれますが
ヨーロッパではエパニエルナン、
コンティネンタル・トイ・スパニエルと呼ばれているようです。
現在は被毛が白っぽく、立ち耳のパピヨンに人気があります。
スタンダードでは片方が垂れ耳、立ち耳でない限り、
どちらでもかまわないようです。
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
パピヨンは比較的丈夫な犬種のため、
それほど病気の心配をしなくてもよいと言われています。
しかし、これらの病気にかかる可能性があるので知っておきましょう。
まず、遺伝的疾患の進行性網膜委縮症です。
これは遺伝的に因子を持つことで発症します。
この病気は、かかると1〜2歳までには完全に失明してしまい、
治療方法がないという恐ろしい病気です。
健康なパピヨンも、この因子を持つことで盲目となってしまうので
飼い主は親が進行性網膜委縮症でないかを確認しておく必要があります。
信頼できるペットショップやブリーダーから子犬を購入した場合は
この病気のリスクを抑えることができるでしょう。
次に、これも生まれつきの病気ですが眼瞼内反症があります。
飼っているパピヨンが涙を流し、
しきりに目をこするなどの様子を見せたらこの病気の疑いがあります。
これは、逆さまつ毛とも言われ、
まぶたのふちが生まれつき内側にめくれていることで起こる病気です。
まつ毛が目を刺激して角膜の表面を傷つけるため、
異物感があり涙が出るのです。
程度が軽いようなら、毛抜きでまつ毛を抜き、
目薬をさすことで治療します。
また、成長によって治る場合もあるようです。
そのほかには、股関節脱臼などにかかる可能性があります。
これは肥満やフローリングでの飼育でなりやすくなるので、
気をつけましょう。
柴犬
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
コーギー
パピヨンの健康管理の一環として、
飼い主は寄生虫についての知識を得ておくことが必要になります。
寄生虫は、特に子犬に寄生しやすく、健康を損ねる原因となるものです。
寄生虫を防ぐには、定期的な駆除を行うことが重要です。
まず、代表的な寄生虫としては、回虫があります。
これは犬回虫、犬小回虫とあり、
犬回虫の方は8センチくらいのそうめんのような形をしています。
犬小回虫は子犬に多く、これらは口から感染します。
主に他の犬から感染することが多いと言えるでしょう。
すでに感染している犬のフンが植物や野菜などの肥料となり、
その実などを食べることで感染するというしくみになっています。
他にも、腸に寄生する鉤虫、コクシジュウム症、トリコモナス症などがあり、
大人のパピヨンには症状が出ない寄生虫も存在します。
症状としては、下痢、貧血、
便に血が混じっている場合に寄生虫が疑われます。
パピヨンの子犬は、そのほとんどが寄生虫を持っていると考えてよいので、
生後50日位から検査を受け、駆除しましょう。
寄生虫の中には、ほうっておくと
死にいたる危険なものもあるので、甘く見ないことです。
駆除の際には専用の薬を数日間飲んで、
お尻から出す形を取ることが多いようです。
ラブラドールレトリーバー
ボーダーコリー
パピヨン
シーズー
ヨークシャーテリア